2012年3月26日月曜日

集客力の高いチラシとは

「先着100名様に、金塊1グラムあげます。」と、チラシに載せれば、人は集まります。でも、瞬間人が来てくれれば、今後のリピートにつながるか、といえば、そのようなわけにもいきません。もちろん、一度、お店に足を運んでもらって、店の感じや、売り場の商品を見る、という体験が、リピートのきっかけになります。
集客チラシの似たことのひとつに、映画の予告編づくりがあります。
予告編を何回見ても、映画を見たことにはなりません。予告編は、その映画を見に行きたい、という気持ちを起こさせることです。予告編は、本編の最もサワリの場面や、ハイライトシーンを見せないのが普通で、見せてしまうと見た気になってしまう、想像力ゆたかな人もいます。しかし、映画を見たいという気持ちを起こさせなければなりません。
場面を継ぎはぎするのではなく、その映画が伝えたいコンセプトは何なのか、この次のシーンを見たいという、イライラ感で余白を残していくといった、技術が必要なのです。関心や欲求や期待感をたせることです。

サワリを見せる、というより、感じさせて、期待感に変える、という技術が、集客力のあるチラシづくりです。すなわち、いいところだけを強調して、一方的に宣伝するのではなく、お客様の意識下に潜在しているモチベーションを掻き立てる手法です。

写真がそうです。全てを見せてしまうのではなく、一部だけを見せて見えない部分の期待感をもたせる。自動車の新型車の発売前に、フロントグリルだけを見せるなどは良い例です。

そのためには、お客様の心理や内面の変化を読み取り、洞察する心理学的な技術も要ります。ふつうに語りかけても、こころを動かさないが、ちょっと言い回しを変えれば、別の角度でモノが見える、という言葉の力も用いる必要があります。コピーワークがそうです。
美しく個性的な色彩や、大胆でセンスのある、クリエイティブも必須です。大きく出せばいいというのではなく、小さくても、おしゃれに強調できるレイアウトや構図もあります。
そんな集客力の高いチラシづくり、もうすぐ始まる新年度に、改めて考え直してみませんか。

制作 冨田

2012年3月12日月曜日

カラーユニバーサルデザイン(CUD)について

まずCUDは、色の見え方が一般の人と異なる人(先天的な色覚異常、白内障、緑内障など)にも情報がきちんと伝わるよう、色使いに配慮したデザインです。
・出来るだけ多くの人に見分けやすい配色を選ぶ
・色を見分けにくい人にも情報が伝わるようにする
・色の名前を用いたコミュニケーションを可能にする
など3つの定義みたいなのがあります。(最後の一つは僕自身よくわからない項目ですが・・)
僕の理解力は置いといて、色は重要な情報伝達の手段になっていると思います、数年前までは白黒印刷でよかった新聞、書籍など、地図や案内図などもいまではカラー印刷でじゃ無いといけない様になってきました。

印刷物に限らず電子機器や家電製品などの表示ディスプレイやパイロットランプなども色々な色で点灯するのが当たり前になって、身の回りがカラフルな表示であふれています。

実際私の自宅でも夜に電気を消しても色んな色のパイロットランプが点灯しています。テレビ一つとってもスタンバイの時は赤、録画予約がされていると緑などなど・・・・

この様に色を使って情報を伝えるケースが、10年前20年前に比べはるかに多くなっています。しかしこれらの表示は一般の色覚の人の見え方だけ(綺麗、美しく見せる)を考えて作られることが多いため色弱の人が色の判断が出来ずその機器の状態が把握できない事があるのかなと思います。私たちが普段の仕事でもある印刷物に関しても同じ様な事がいえると思います。そこでCUDに配慮することにより、情報をきちんと伝える事が可能になります。

書体についても高速道路の案内表示や駅構内の案内表示などユニバーサルデザイン(UD)に配慮した書体が出てきてます。

UDは決して特殊なデザインではありません、色弱者に配慮してデザインすることは、色数が増えて一貫性の無い色彩を見直し、伝えたい情報の優先順位を考え、それを見た時の印象や感じ方を考えながらデザインする。
クライアントやデザイナーの感性だけではなく、色弱者の視点に立って見易さ、使い易さを追求したデザインです。

結果として一般の人にも整理された見やすいデザインになります。

弊社では一般の人が見た色彩と色弱者の人が見た様に見える色彩に変換して色校正などを出力してより具体的にUDに留意したデザイン提案もさせて頂きますので気になる方は是非ご相談下さい。

営業部 片岡

2012年3月2日金曜日

ここにも波が・・・

 先日、県外某所のショッピングモールへ出かけました。

ここにもデジタル・サイネージが普及、店舗案内がこちらのホーム・ページ内の
案内図の様にマウスを動かす如くタッチパネル式のボードが。
しばらく遊んでおりました(笑)
(隣のお子様はそれで遊んでましたが、憶えるのが早い、早い・・・)

店内をウロウロして、暇つぶしにゲームアーケードのスペースへ。
私、家でも外でもあまりゲームをやらない人間ですので、こういった分野の事は
メディア等の情報程度でしか入ってきませんから、施設のすごさに驚くばかり。

やはり若者が多い休日ですが、ブース内に違和感のあるものが・・・

畳敷きの2人掛け座椅子、休憩スペースにもテーブルに同じ様な座椅子が、
貸しスリッパも有り、マッサージチェアまで設置されているではありませんか。

通りがかったスタッフさんに聞くと、平日は高齢者の方も結構多いそうなのです。

家庭にゲームが普及しているのですぐに馴染まれる方もいるそうです。  

一人で、仲間の皆さんで、お孫さん連れと来場パターンはいろいろだそうなのですが、
暇つぶしのひとつとして増えているそうです。

店側もサ-ビスにて対応(そういえばマッサージチェアに高齢者限定って表示が)

日本人の人口の25%近くが65歳以上のこの現実、業種に関係なく需要が出れば
即対応している事にいろいろ教えられました。




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