2012年3月12日月曜日

カラーユニバーサルデザイン(CUD)について

まずCUDは、色の見え方が一般の人と異なる人(先天的な色覚異常、白内障、緑内障など)にも情報がきちんと伝わるよう、色使いに配慮したデザインです。
・出来るだけ多くの人に見分けやすい配色を選ぶ
・色を見分けにくい人にも情報が伝わるようにする
・色の名前を用いたコミュニケーションを可能にする
など3つの定義みたいなのがあります。(最後の一つは僕自身よくわからない項目ですが・・)
僕の理解力は置いといて、色は重要な情報伝達の手段になっていると思います、数年前までは白黒印刷でよかった新聞、書籍など、地図や案内図などもいまではカラー印刷でじゃ無いといけない様になってきました。

印刷物に限らず電子機器や家電製品などの表示ディスプレイやパイロットランプなども色々な色で点灯するのが当たり前になって、身の回りがカラフルな表示であふれています。

実際私の自宅でも夜に電気を消しても色んな色のパイロットランプが点灯しています。テレビ一つとってもスタンバイの時は赤、録画予約がされていると緑などなど・・・・

この様に色を使って情報を伝えるケースが、10年前20年前に比べはるかに多くなっています。しかしこれらの表示は一般の色覚の人の見え方だけ(綺麗、美しく見せる)を考えて作られることが多いため色弱の人が色の判断が出来ずその機器の状態が把握できない事があるのかなと思います。私たちが普段の仕事でもある印刷物に関しても同じ様な事がいえると思います。そこでCUDに配慮することにより、情報をきちんと伝える事が可能になります。

書体についても高速道路の案内表示や駅構内の案内表示などユニバーサルデザイン(UD)に配慮した書体が出てきてます。

UDは決して特殊なデザインではありません、色弱者に配慮してデザインすることは、色数が増えて一貫性の無い色彩を見直し、伝えたい情報の優先順位を考え、それを見た時の印象や感じ方を考えながらデザインする。
クライアントやデザイナーの感性だけではなく、色弱者の視点に立って見易さ、使い易さを追求したデザインです。

結果として一般の人にも整理された見やすいデザインになります。

弊社では一般の人が見た色彩と色弱者の人が見た様に見える色彩に変換して色校正などを出力してより具体的にUDに留意したデザイン提案もさせて頂きますので気になる方は是非ご相談下さい。

営業部 片岡

0 件のコメント:

コメントを投稿