「先着100名様に、金塊1グラムあげます。」と、チラシに載せれば、人は集まります。でも、瞬間人が来てくれれば、今後のリピートにつながるか、といえば、そのようなわけにもいきません。もちろん、一度、お店に足を運んでもらって、店の感じや、売り場の商品を見る、という体験が、リピートのきっかけになります。 |
集客チラシの似たことのひとつに、映画の予告編づくりがあります。 予告編を何回見ても、映画を見たことにはなりません。予告編は、その映画を見に行きたい、という気持ちを起こさせることです。予告編は、本編の最もサワリの場面や、ハイライトシーンを見せないのが普通で、見せてしまうと見た気になってしまう、想像力ゆたかな人もいます。しかし、映画を見たいという気持ちを起こさせなければなりません。 |
場面を継ぎはぎするのではなく、その映画が伝えたいコンセプトは何なのか、この次のシーンを見たいという、イライラ感で余白を残していくといった、技術が必要なのです。関心や欲求や期待感をたせることです。 サワリを見せる、というより、感じさせて、期待感に変える、という技術が、集客力のあるチラシづくりです。すなわち、いいところだけを強調して、一方的に宣伝するのではなく、お客様の意識下に潜在しているモチベーションを掻き立てる手法です。 |
写真がそうです。全てを見せてしまうのではなく、一部だけを見せて見えない部分の期待感をもたせる。自動車の新型車の発売前に、フロントグリルだけを見せるなどは良い例です。 |
そのためには、お客様の心理や内面の変化を読み取り、洞察する心理学的な技術も要ります。ふつうに語りかけても、こころを動かさないが、ちょっと言い回しを変えれば、別の角度でモノが見える、という言葉の力も用いる必要があります。コピーワークがそうです。 |
美しく個性的な色彩や、大胆でセンスのある、クリエイティブも必須です。大きく出せばいいというのではなく、小さくても、おしゃれに強調できるレイアウトや構図もあります。 |
そんな集客力の高いチラシづくり、もうすぐ始まる新年度に、改めて考え直してみませんか。 制作 冨田 |
2012年3月26日月曜日
集客力の高いチラシとは
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